一方、1999年から2008年の間に、ワインの輸出は24億ユーロから36億ユーロ(約4100億円)にまで50%も増加している。経済不況のあおりを受けた2009年は35億ユーロを下回ったが(2008年に比べ2.2%減少)、2010年の7ヶ月間は前年度の同時期より7.6%増加している。
驚くことに、南イタリアのワインの輸出量が大きく伸びており、イタリア全土の増加量8.1%に対して9.1%となっている。特にプーリア州(+22.1%)、カンパニア州(+25.1%)、バジリカータ州(+24.4%)が目立つ。この増加はプロモーションへの投資が甲を制した結果と思われ、プーリア州の場合、100万ユーロ(114億円)を販売促進に充てたが、その結果EU外諸国への輸出が44%も増加したのだ。
【2010年11月4日 イタリア在住:堂 剛 ブログ:blog.belgiappone.com】
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