生活の質がイタリアで一番良い都市にトレント(Trento)が選ばれた。一方、ナポリがまたもや最下位となり、南イタリアの生活しにくさの代表となっている。この調査はローマ大学を中心に行われ、環境、仕事、犯罪、不便さ、人口、教育機関、健康対策、余暇、裕福さの9項目をベースに調査された。トレントの後には、ベッルーノ(Belluno ヴェネト州)、ボルツァーノ(Bolzano トレンティーノ州)、ポルデノーネ(Pordenone フリウーリ州)、シエナ(Siena トスカーナ州)が続いている。
南イタリアは相変わらず生活困難
2009年の調査と同様、ナポリはランキング最下位となった。通常この調査では、生活の質ポイントで、良い・十分に良い場合は55ポイント、あまり良くない・良くない場合で48ポイント(北イタリア3都市、中部9都市、南部36都市)が目安となっている。大都市で上昇したのはローマが57位(去年より25位上昇)、トリノが51位(去年より40位上昇)、ミラノも49位(+5)である。一方、ボローニャが21位(-6)、フィレンツェが13位(-13)と順位を落とした。
【2010年12月8日 イタリア在住:堂 剛
ブログ:blog.belgiappone.com】