イタリアには1000万人の子供がいるが、その子供たちの名前となるとたった7つに集約されている。以前流行った、変わった名前や外国風の名前は飽きられてきたようで、伝統的な名前が増えているようだ。男の子の名前で最も多く付けられたのは、フランチェスコ(Francesco)、アレッサンドロ(Alessandro)、マッテオ(Matteo)、アントニオ(Antonio)、ジュセッペ(Giuseppe)で、女の子にはジュリア(Giulia)、ソフィア(Sofia)が多い。
フランチェスコは特に中南部イタリアの両親に選ばれていて、一方アレッサンドロは中北部イタリアの州で多い。マッテオは特にヴァッレ・ダオスタ州とフリウリ=ヴェネツィア・ジュリア州に多く、アントニオとジュセッペはカンパニア州とシチリアに多かった。女の子の名前ではジュリアが9州で一番人気だった。
イタリアに住む外国人夫婦の子供に付けられる名前では、女の子ならアレッシア(Alessia)、ジュリア、ソフィアが多く、男の子ならマッテオとアレッサンドロである。外国の名前であれば、サーラ(Sara)、アジア風のアヤ(Aya)アラブのマラク(Malak 天使の意)、ヒバ(Hiba 贈り物の意)が女の子に付けられ、男の子にはアダム(Adam)、モハメド(Mohammed)、ライアン(Rayan)、オマール(Omar)、クリスチャン(Cristian)、ケビン(Kevin)、ヨセフ(Youssef)であった。
【2010年11月23日 イタリア在住:堂 剛
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