
ワールドカップ2010年アフリカ大会でイタリアが1次リーグで早々に敗退したことは、トーナメント戦に関連する経済的な反響が大きいことが分かった。イタリア消費者協会(Codacons)によると今回の敗退によって、少なくとも500万ユーロと同等の損害を受けることになるという。
イタリア代表「アッズーリ」はこんなにも早く敗退するべきではなかった。スポーツとしての勝敗の悲劇だけでなく、商業的観点から見ても悲劇である。次期監督チェーザレ・プランデッリにとってはこの簡単でない状況を改善しなければならない重い仕事が残され、またワールドカップに関する収益の減少も問題となっている。
イタリア消費者協会(Codacons)によるとイタリア代表が1次リーグ敗退することにより、国旗、ブブゼラ、その他ガジェットの収入による損失がおよそ500万ユーロ(約5.5億円)、さらにレストラン、バール、ディスコ、パブなどの集客減を考慮すると、およそ5千万ユーロ(約55億円)の損害が発生すると試算。さらに広告収入、そしてイタリア代表にまつわるユニフォーム等の収入減を含めると実に5億ユーロ(550億円)の被害まで拡大するという。
つまりイタリア経済にとっても視聴者にとっても、今回のイタリア代表の早々の敗退は大きな痛手となったのだ。
【2010年6月27日 堂 剛 blog.belgiappone.com】